― 導体抵抗の大きさを求める公式 ―
導体、すなわち電気が良く流れる、銅線やアルミニウム線にも、値は小さいですが、抵抗 があります。
導体の抵抗をRとすると、導体の抵抗値は導体の長さ、lに比例し、導体の断面積A に反比例します。
そして、導体の抵抗率をρ(ロー)とし、また、抵抗率の逆数は導電率σ(シグマ)となる ので、この値を使うと、導体抵抗Rは次のように式で表すことができます。
R(Ω)= ρl/A =l/σA(Ω)
ここで、それぞれの単位は
(l:長さ[m]、A:断面積[㎡]、ρ:抵抗率[Ω・m]、σ:導電率[S(ジーメンス)/m])
です。
抵抗率と導電率は比例定数です。
導電率の単位で出てきたS(ジーメンス)は抵抗の逆数なので1/Ω のことです。
導体の抵抗は、材料、形状、温度によってその値が異なります。
20℃における国際標準軟銅の抵抗率 ρ は1.7241×10^-8[Ω/m]です。
また、20℃における国際標準軟銅の導電率 σ は58×10^6[S/m]です。
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