― 導体抵抗の大きさを求める公式 ―
導体、すなわち電気が良く流れる、銅線やアルミニウム線にも、値は小さいですが、抵抗 があります。
導体の抵抗をRとすると、導体の抵抗値は導体の長さ、lに比例し、導体の断面積A に反比例します。
そして、導体の抵抗率をρ(ロー)とし、また、抵抗率の逆数は導電率σ(シグマ)となる ので、この値を使うと、導体抵抗Rは次のように式で表すことができます。
R(Ω)= ρl/A =l/σA(Ω)
ここで、それぞれの単位は
(l:長さ[m]、A:断面積[㎡]、ρ:抵抗率[Ω・m]、σ:導電率[S(ジーメンス)/m])
です。
抵抗率と導電率は比例定数です。
導電率の単位で出てきたS(ジーメンス)は抵抗の逆数なので1/Ω のことです。
導体の抵抗は、材料、形状、温度によってその値が異なります。
20℃における国際標準軟銅の抵抗率 ρ は1.7241×10^-8[Ω/m]です。
また、20℃における国際標準軟銅の導電率 σ は58×10^6[S/m]です。
高校で理科の授業を教えていた経験のある私が、皆さんに電気工事士の資格を取るためのアドバイスや、知識習得のためのお手伝いが出来ればと思いこのブログを作成しました。第2種電気工事士を目指したい方必見のブログです!
2011年8月31日水曜日
2011年8月30日火曜日
第2種電気工事士を目指そう!! vol.4 ― 合成抵抗の公式 ―
― 合成抵抗の公式 ―
電源と抵抗を、電線でつなぎ、電気回路を作るとします。
この時、抵抗を二つ、つないだ電気回路を考えてみましょう。
この場合、二つの抵抗を直列でつなぐ場合と、並列でつなぐ場合の二通りが考えられますよね?
それぞれの抵抗をR1、R2とすると、直列につないだ電気回路全体の合成抵抗Rは、2つの抵抗の和を求めればよいので、
R=R1+R2
となります。
並列につないだ場合は、電気回路全体の合成抵抗R’は、和分の積で求められるので、
R’=R1R2 / R1+R2
となります。
次に、この2つの式を見比べてみましょう。
直列につないだ場合と、並列につないだ場合では、電気回路全体の合成抵抗の大きさが違うことに気がつきますよね?
そうなんですね。
直列につないだ時よりも、並列につないだ時の方が、合成抵抗の値が小さくなるんです。
このため、実際の電気工事の施工においても、複数の抵抗をつなぐ場合は、必ずといえるほど並列につなぎます。
合成抵抗の値が大きいと、それだけ消費する電力も大きくなるので、なるべく合成抵抗の値を小さくして消費電力を抑えるために、実際の電気工事では、並列に施工するのです。
ここで電力という言葉が出てきたので、簡単に説明します。
直流電源の電力(P)は電流(I)と、電圧(V)の積で表されます。
式で表すと、
P(W)=V(V)×I(A)
ですが、オームの法則を使うと、V=IR、I=V/R なので、
P(W)= VI=I^2R=V^2/R
とも表すことができます。
ここで電力(P)の単位はW(ワット)です。
電源と抵抗を、電線でつなぎ、電気回路を作るとします。
この時、抵抗を二つ、つないだ電気回路を考えてみましょう。
この場合、二つの抵抗を直列でつなぐ場合と、並列でつなぐ場合の二通りが考えられますよね?
それぞれの抵抗をR1、R2とすると、直列につないだ電気回路全体の合成抵抗Rは、2つの抵抗の和を求めればよいので、
R=R1+R2
となります。
並列につないだ場合は、電気回路全体の合成抵抗R’は、和分の積で求められるので、
R’=R1R2 / R1+R2
となります。
次に、この2つの式を見比べてみましょう。
直列につないだ場合と、並列につないだ場合では、電気回路全体の合成抵抗の大きさが違うことに気がつきますよね?
そうなんですね。
直列につないだ時よりも、並列につないだ時の方が、合成抵抗の値が小さくなるんです。
このため、実際の電気工事の施工においても、複数の抵抗をつなぐ場合は、必ずといえるほど並列につなぎます。
合成抵抗の値が大きいと、それだけ消費する電力も大きくなるので、なるべく合成抵抗の値を小さくして消費電力を抑えるために、実際の電気工事では、並列に施工するのです。
ここで電力という言葉が出てきたので、簡単に説明します。
直流電源の電力(P)は電流(I)と、電圧(V)の積で表されます。
式で表すと、
P(W)=V(V)×I(A)
ですが、オームの法則を使うと、V=IR、I=V/R なので、
P(W)= VI=I^2R=V^2/R
とも表すことができます。
ここで電力(P)の単位はW(ワット)です。
2011年8月19日金曜日
第2種電気工事士を目指そう!! vol.3 ― オームの法則 ―
― オームの法則 ―
電流(I)は電圧(V)に比例し、抵抗(R)に反比例する。というのが、オームの法則です。式で表すと、
I=V/R
です。
電流(I)の単位はA(アンペア)、電圧の単位はV(ボルト)、抵抗の単位はΩ(オーム)です。
電気の流れが電流ですが、この電気の流れは、水の流れと同じように、高い所から、低いところへ流れるという性質があります。
そして、その高さを表すのが、電気の場合は電位(V)であり、その高低の差を電位差(V)と言い、その電位差のことを電圧(V)と言います。
抵抗(R)は電気の流れを妨げるものです。抵抗の例としては電球や、電化製品などがあげられるでしょう。
また、抵抗(R)は抵抗負荷(単に負荷)という言い方もします。
電位差(電圧)(V)を作り出すのが、乾電池や、家庭用コンセントなどの電源と呼ばれるものです。
また、電流(I)は閉じた電気回路の中だけを流れます。
そして、抵抗(負荷)(R)は電気エネルギー(電力)を消費します。
電流(I)は電圧(V)に比例し、抵抗(R)に反比例する。というのが、オームの法則です。式で表すと、
I=V/R
です。
電流(I)の単位はA(アンペア)、電圧の単位はV(ボルト)、抵抗の単位はΩ(オーム)です。
電気の流れが電流ですが、この電気の流れは、水の流れと同じように、高い所から、低いところへ流れるという性質があります。
そして、その高さを表すのが、電気の場合は電位(V)であり、その高低の差を電位差(V)と言い、その電位差のことを電圧(V)と言います。
抵抗(R)は電気の流れを妨げるものです。抵抗の例としては電球や、電化製品などがあげられるでしょう。
また、抵抗(R)は抵抗負荷(単に負荷)という言い方もします。
電位差(電圧)(V)を作り出すのが、乾電池や、家庭用コンセントなどの電源と呼ばれるものです。
また、電流(I)は閉じた電気回路の中だけを流れます。
そして、抵抗(負荷)(R)は電気エネルギー(電力)を消費します。
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