― 交流回路の基本知識と用語について ―
まず、交流回路について学ぶ前に交流回路を学ぶ前に必要な知識と用語の説明をしたいと思います。
ここら辺の知識を学ぶために、三角関数の勉強は、お済でしょうか?
ここら辺から、少し難しくなってきます。用意はいいですか?
直流電源は常に一定の電圧がかかるため電流は同じ向きに流れます。
しかし、交流電源では、正弦波(サインカーブ)を描いた形で常に電圧が変化しています。
そして、正弦波交流のことを交流と呼んでいますが、サインカーブを描きながら、、サイクルで、正の電圧と、負の電圧を繰り返し供給していることになります。
なので、その結果、電流が、、プラスの方向に流れたり、ゼロになったり、マイナスの方向に流れたりします。
つまり、交流では、電圧や電流の向きが変化しているのです。
その周期は、2πラジアン(ラジアンとは角度の単位、2π=360°)を1サイクルの周期として変化します。それが交流電源なのです。
それは発電機の発電の仕方に起因しています。
また、繰り返す波形変化を1サイクルといい、1秒間に繰り返すサイクル数を周波数といいます。
関東地方では周波数は50Hz(ヘルツ:周波数の単位)ですが、これは、1秒間に50回、このサイクルを繰り返しているということです。
静岡県を流れる富士川を境にして、それよりも西側では60Hzになります。
これは使用している発電機を作った国(アメリカとドイツ)で周波数が違うために、そのようになっているのです。
そのため、交流電源(一般家庭の電源)につないである、蛍光灯などは、よく見ると、とても速い速度で、点滅を繰り返しているように見えるのです。
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