― キルヒホッフの法則―
キルヒホッフの法則は二つの法則から成っています。キルヒホッフの電流則は、電気回路の接続点に流入する電流の和は、流出する電流の和に等しい。というものです。
もう一つキルヒホッフの法則には、電圧則があり、これは、閉じた回路内での起電力(電圧)の和は、電圧降下の和に等しい。
というものです。
これらのキルヒホッフの電流則や、電圧則は分岐回路の、一つの抵抗に流れる電流値を求める際などに、連立方程式を作って、その連立方程式の解として、その抵抗に流れる電流値を求めます。
ここで、起電力という言葉が出てきたので説明したいと思います。
電位差は、電流を流そうとする力の強さであり、これを起電力といいます。
つまり、起電力のあるところには必ず電位差ができます。
電池は化学反応で起電力をつくり、発電機は電磁誘導作用で起電力をつくります。
そして、電源には、起電力という言葉を用いることが多いです。
電位、電位差、電圧はいずれも量記号はVですが、起電力はEで表し、単位はいずれ
もボルト[V]で表されます。
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